2015年7月29日水曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 005

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 005 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 005 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 005 ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 005 ルビ付き

005
01 ことし元禄二とせ尓(に)や奥羽長途
02 の行脚只可(か)りそめ尓(に)思ひ堂(た)ちて
03 呉天尓(に)白髪の恨を重ぬいへ共
04 耳尓(に)婦(ふ)連(れ)ていま多(た)め尓(に)見ぬさ可(か)ひ
05 若生て帰ら者(は)と定なき頼の末
07 を可(か)け其日漸早加と宿耳(に)
08 堂(た)とり着尓(に)介(け)り痩骨の尓(に)
可(か)ゝれる物先くるしむ身す可(か)ら

注:
01 ことし元禄二とせにや [芭021.11(此たひ) 003.04(七日)の注参照]
01 ことし元禄二とせにや [柿05.05(今年元禄二とせとや)]?
02 只 [芭02a.11(たゝ)][柿05.06(たゝ)]
02 かりそめ [柿05.06(仮初)]
02 思ひたちて [芭02a.12(おもひ立て)][柿05.06(思ひ立て)]
03 恨を---恨みを
03 重ぬ [柿05.07(かさぬ)]
03 いへ共 [芭02a.13(いへとも)][柿05.07(いへとも)]
04 めに見ぬさかひ [芭02b.01(目に見ぬ境)][柿05.08-09(めにみぬさかひ)]
05 若---若し [柿05.09(もし)]
05 生て---生きて
05 定なき---定めなき [芭02b.02(定めなき)][柿05.09(定めなき)]
05 頼の---頼みの
05-06 頼の末をかけ [芭02b.02-03(頼の末を楽て)][柿05.10(頼の末をかけて)]
06 其日---其の日
06 漸 [芭02b.03(漸々)]
06 云---云ふ [柿05.10(いふ)]
07 たとり着にけり [芭02b.04(たとりて)、芭の訂正前は(たとりつきて)]
07 着---着き
07 肩 [柿06.01(かた)]
08 物 [柿06.02(もの)]
08 先---先づ (まづ)
08 只 [芭02b.06(唯)]

芭---芭蕉自筆奥の細道 岩波書店
例: 芭02a.03 --- 二オの三行目

柿---柿衛本 素龍筆 おくのほそ道 新典社
例: 柿02.03 --- 二ページ3行目

005
ことし元禄(げんろく)二(ふた)とせにや、奥羽(あうう)長途(ちやうど)
の行脚(あんぎや)只かりそめに思ひたちて、
呉天(ごてん)に白髪(はくはつ)の恨みを重ぬといへ共(ども)、
耳にふれていまだめに見ぬさかひ、
若し生きて帰らばと、定めなき頼みの末
をかけ、其の日漸(やうやう)早加(さうか)と云ふ宿(しゆく)に
たどり着きにけり。痩骨(そうこつ)の肩に
かゝれる物、先づくるしむ。只身すがら

はじめに
底本と主な参考文献
ひらがなの字母
表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04