2015年8月16日日曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 014(07b)

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b ルビ付
ルビを入れるために、04の画像編集しました。

文字欠損のため他版参照 07b01「獨は小姫」
文字欠損のため他版参照 07b01「獨は小姫」
元禄K元禄C・元禄T・寛政I別版A別版C
・元禄Cと元禄Tを比べると欠損過程がわかる。

文字欠損のため他版参照  07b08「る」

西村本・元禄A・元禄T・寛政K別版A別版C
・元禄版の初期の段階あるいは、最初から「る」は欠損していたようである。
・寛政Kと別版Cは、「る」に見えるように元禄版あるいは明和版を修正したようである。
・別版Aは、元禄版あるいは明和版を忠実にコピーしており、寛政版を手本にしていないことの有力な証拠になるものと思われる。

07b08「音信る」

元禄A書写A書写B
元禄A:「音信る」(おとずる)
書写A:「音信に」(いんしんに)?
書写B:「音信す」(いんしんす)?

国会図書館デジタルコレクション 蕪村A 蕪村B
国文学研究資料館 元禄K寛政K別版K其角堂蔵版(永機)
愛知県立大学図書館  明和I寛政I
Google ブックス 慶應義塾大学 元禄G 後ろから表示される。
早稲田大学図書館  元禄A 元禄B 元禄C明和W寛政A 寛政B
別版A 別版B 別版C 別版D 別版E 別版F 
書写A 書写B 書写C 書写D 書写E 書写F奥の細道

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b 変体仮名
01 跡志(し)多(た)ひて者(は)しる獨は小姫尓(に)て
02 名をかさねと云聞なれぬ名の
03 やさし可(か)り介(け)れ者(は)
04  可(か)佐(さ)ねと八(は)八重撫子の名成へし 曽良
05 頓て人里尓(に)至れ八(は)あ多(た)ひを鞍
06 つ本(ほ)尓(に)結付て馬を返しぬ
07 黒羽の館代浄坊寺何可(か)しの方尓(に)
08 音信る思ひ可(か)希(け)ぬあるしの悦ひ

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b 平仮名
01 跡したひてはしる獨は小姫にて
02 名をかさねと云聞なれぬ名の
03 やさしかりけれは
04  かさねとは八重撫子の名成へし 曽良
05 頓て人里に至れはあたひを鞍
06 つほに結付て馬を返しぬ
07 黒羽の館代浄坊寺何かしの方に
08 音信る思ひかけぬあるしの悦ひ

注:
01 獨---獨(ひとり)
02 云---云(いふ)
02 聞なれぬ---聞(きき)なれぬ
04 成へし---成(なる)べし [永機06a.03(なるへし)]
05 頓て [永機06a.04(やかて)]
05-06 鞍つほ [永機06a.04(鞍壺)]
06 結付て---結付(むすびつけ)て
06 返しぬ [永機06a.05(かへしぬ)]
07 黒羽 [永機06a.06(くろはね)]
07 何かし [永機06a.06(何某)]
08 音信る [永機06a.06-07(音つる)]
08 あるし [永機06a.07(主)]

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 07b 平仮名
濁点・(読点は曽良本に従う)
01 跡したひてはしる、獨(ひとり)は、小姫にて、
02 名をかさねと云(いふ)、聞(きき)なれぬ名の、
03 やさしかりければ
04  かさねとは八重撫子(やへなでしこ)の名成(なる)べし 曽良
05 頓(やが)て人里に至れば、あたひを鞍
06 つぼに結付(むすびつけ)て、馬を返しぬ
07 黒羽の、館代(くわんだい)、浄坊寺(じようぼふじ)何がしの方(かた)に、
08 音信(おとづ)る、思ひがけぬ、あるじの悦び、

諸本の異同の対照
井筒屋本
柿衛本
曽良本
芭蕉自筆本
07b.01(獨は)
12.07(ひとりは)
05b.03(ひとりは)
04b.15(ひとりは)
07b.01(小姫)
12.08(小娘)
05b.03(小娘)
04b.15(小娘)
07b.02()
12.08(いふ)
05b.03()
05a.01()
07b.02(聞なれぬ)
12.08-09(きゝなれぬ)
05b.03(聞なれぬ)
05a.01(聞なれぬ)
07b.04(名成へし)
12.10(なゝるへし)
05b.05(名成へし)
05a.03(名成へし)
07b.05(頓て)
13.01(やかて)
05b.06(頓て)
05a.04(頓て)
07b.06(結付て)
13.02(むすひつけて)
05b.06(結付て)
05a.05(結付て)
07b.06(返しぬ)
13.02(返ぬ)
05b.07(返しぬ)
05a.06(返しぬ)
07b.07(何かし)
13.03(何かし)
05b.08(何かし)
(何某)()消し右に(かし)
05a.06(何某)
07b.07()
13.03(かた)
05b.08()
05a.06()
07b.08(思ひ)
13.04(思ひ)
05b.08(思ひ)
05a.07(おもひ)
07b.08(悦ひ)
13.04(よろこひ)
05b.09(よろこひ)
05a.07(よろこひ)

はじめに
底本と主な参考文献
ひらがなの字母
表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04 061
29.最上川 062