2015年7月26日日曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 003(02a)

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a ルビ付

文字欠損のため他版引用  02a.02「住替」
文字欠損のため他版参照  02a.02「住替」
左から、西村本・元禄A元禄C・元禄T・寛政K別版A別版C

文字欠損のため他版引用  02a.03「面」
文字欠損のため他版参照  02a.03「面」
左から、西村本・元禄A元禄C・元禄T・寛政K別版A別版C
・元禄C と 元禄T の欠損箇所がほぼ一致する。

明和版の比較のため他版引用  02a.03「面」
明和版の比較  02a.03「面」
左から・元禄T・明和I明和W
・明和Wは、欠損箇所が筆で補われているようだ。

国会図書館 元禄T(底本)
国文学研究資料館 元禄K寛政K其角堂蔵版(永機)
愛知県立大学図書館  明和I寛政I
Google ブックス 慶應義塾大学 元禄G
早稲田大学図書館  元禄A 元禄B 元禄C明和W寛政W
別版A 別版B 別版C/その他 奥の細道

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a 変体仮名
01 別墅尓(に)移る耳(に)
02  草の戸も住替類(る)代そひなの家
03 面八句を庵の柱尓(に)懸置弥生も
04 末の七日明本(ほ)のゝ空朧々として月八(は)
05 在明尓(に)て光おさ万(ま)れる物可(か)ら
06 不二の峯幽尓(に)みえて上野谷中の
07 花の梢又いつ可(か)者(は)と心本(ほ)そしむつまし
08 き可(か)起(き)り八(は)宵よりつとひて舟尓(に)

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a 平仮名
01 別墅に移るに
02  草の戸も住替る代そひなの家
03 面八句を庵の柱に懸置弥生も
04 末の七日明ほのゝ空朧々として月は
05 在明にて光おさまれる物から
06 不二の峯幽にみえて上野谷中の
07 花の梢又いつかはと心ほそしむつまし
08 きかきりは宵よりつとひて舟に

注:
02 草 [永機01b.08(艸)]
02 住替る---住替(すみかは)る  [永機 01b.08 (住かはる)]
02 代そ  [永機 01b.08 (世は)]
03 面八句  [永機 01b.09 (おもて八句)]
03 懸置 ---懸置(かけおく)  [永機 01b.09 (かけおき)]
05 在明---在明(ありあけ)  [永機 02a.02 (月(アリ)明)]

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 02a 平仮名
濁点・(読点は曽良本に従う)
01 別墅(べつしよ)に移るに、
02  草の戸も住替(すみかは)る代(よ)ぞひなの家
03 面八句(おもてはちく)を庵(あん)の柱に懸置(かけおく)、弥生(やよひ)も
04 末の七日(なぬか)、明(あけ)ぼのゝ空、朧々(ろうろう)として、月は
05 在明(ありあけ)にて、光おさまれる物から、
06 不二(ふじ)の峯(みね)幽(かすか)にみえて、上野(うへの)谷中(やなか)の
07 花の梢(こずゑ)、又いつかはと心ぼそし、むつまし
08 きかぎりは、宵(よひ)よりつどひて、舟に

諸本の異同の対照
井筒屋本
柿衛本
曽良本
芭蕉自筆本
02a.01(移るに)
03.08(うつるに)
01b.05(移るに)
01b.06(移るに)
02a.02(ひなの家)
03.09(雛の家)
01b.06(雛の家)
01b.07(雛の家)
02a.03(面八句を)
03.10(面八句を)
01b.07(面八句を)
(面八句を書て),(書て)を消す
01b.08(面八句を書て)
02a.03(懸置)
03.10(懸をき)
01b.07(懸置)
01b.08(懸置)
02a.04(七日)
04.01(七日)
01b.08(七日)
(七日、元禄二とせにや),(元禄二とせにや)を消す
01b.09(七日元禄二とせにや)
02a.05(在明)
04.02(在明)
01b.09(有あけ)
01b.10-11(有あけ)
02a.05()
04.02()
01b.09(ひかり)
01b.11()
02a.06(不二)
04.03(不邇)
02a.01(冨士)
01b.11-12(冨士)
02a.06()
04.03(みね)
02a.01()
01b.12()
02a.06(幽にみえて)
04.03(幽にみえて)
02a.01(幽に見えて)
01b.12(かすに見えて)
02a.07(花の梢)
04.04(花梢)
02a.02(花の梢)
01b.13(花の梢)
02a.07(いつかはと)
04.04(いつかはと)
02a.02(いつかわと),()の右に()
01b.13(いつかはと)

与謝蕪村 奥の細道 上巻
与謝蕪村 奥の細道 下巻
12-13. 14. 15. 16-17. 18.


表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04 061
29.最上川 062