2015年7月27日月曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 004

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 004 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 004 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 004 ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 004 ルビ付

004
01 乗て送る千しゆと云所尓(に)て
02 を阿(あ)可(か)れ者(は)前途三千里のおもひ
03 胸尓(に)ふさ可(か)りて幻のちま多(た)耳(に)
04 離別の泪をそゝく
05  行春や鳥啼魚の目八(は)泪
06 是を矢立初として行道なを
07 すゝます人々八(は)途中尓(に)立ならひ
08 後可(か)けの三(み)ゆる迄八(は)と見送なるへし

注:
01 乗て---乗りて [芭02a.02(乗りて)][柿04.06(のりて)]
01 云---云ふ [柿04.06(いふ)]
01 所 [芭02a.02(処)]
01 船 [芭02.03(舟)][柿04.07(ふね)]
02 三千里のおもひ [柿04.07(三千里思ひ)]
03 ちまた [柿04.08(行衛)] 行衛(ゆくへ) 
04 別離の泪 [芭02a.05(涙)]
05 啼---啼き
05 魚の目は泪 [柿04.10(うをのめはなみた)]
06 是を [芭02a.07(これを)]
06 矢立 [柿05.01(やたて)]
06 初として---初めとして
06 行道---行く道
06 なを---なほ [芭02a.08(猶)][柿05.01(猶)]
07-08 立ならひて---立ちならひて
08 みゆる迄はと [芭02a.09(見ゆるまてはと)][柿05.03(みゆるまてはと)]
08 見送---見送る [芭02a.10(見送る)]

芭---芭蕉自筆奥の細道 岩波書店
例: 芭02a.03 --- 二オの三行目

柿---柿衛本 素龍筆 おくのほそ道 新典社
例: 柿02.03 --- 二ページ3行目

004
乗りて送る。千じゆと云ふ所にて船
をあがれば、前途(せんど)三千里のおもひ
胸にふさがりて、幻(まぼろし)のちまたに
離別(りべつ)の泪(なみだ)をそゝぐ。
 行春(ゆくはる)や鳥啼き魚(うを)の目は泪(なみだ)
是を矢立(やたて)の初めとして、行く道なほ
すゝまず。人々は途中(みちなか)に立ちならび
て、後(うしろ)かげのみゆる迄はと見送るなるべし。

はじめに
底本と主な参考文献
ひらがなの字母
表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04